賃貸か、持ち家か。結婚後いつまで賃貸に住む?

一人暮らしの時はアパートや、マンションを借りる方が多くいるかと思いますが、「賃貸」か「購入」の選択肢になるのが結婚後の新居。

人生の三大支出の一つと言われているマイホームの購入は安い金額ではないので慎重になりますね。

結婚後は数年後に購入を予定しているマイホームの頭金を貯金するため、まずは賃貸に住む方が多いかと思いますが今回は賃貸vs持ち家のメリットデメリットを知ってどちらがお得なのかをご紹介いたします。

 

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリットを見てみましょう。

メリット①:手軽に住み替えがしやすい

 

賃貸の最大のメリットは、いつでも引っ越しができる点です。

「家族が増えた」「家賃を安くしたい」「職場の近くに住みたい」などライフステージやライフスタイルが変わったときに、賃貸であれば今のご家族の状態に合った物件に住み替えられます

また、隣人とのトラブルが起きても引っ越すことで問題を解決できます。

ずっと住み続けなくてもいいという安心感が、賃貸物件の大きなメリットですね。

 

メリット②:(持ち家に比べて)家賃以外の住宅費に係る費用が少ない

 

まず、初期費用がマイホーム購入に比べて圧倒的に安く抑えられる点です。

購入になれば、頭金などで最低でも100万以上の資金が必要となりますが、賃貸ではその半分以下で抑えることが可能です。

また設備の交換やメンテナンス費用の負担が少ない点もメリットです。

賃貸物件の所有者は大家さんのため、劣化などによる修繕に係る費用は大家さんが負担することになるので、自身で行う必要がありません。

管理費などで毎月支払う可能性はありますが、急な支出を避けられるのも家庭に負担になりませんね。

 

続いてデメリットはこちらです。

 

デメリット①:どれほど家賃を払っても、自己資産にならない

 

持ち家は支払い終えた後、自分の資産となりますが賃貸では数十年住んで家賃を支払っても自分の家にすることはできません。

仮に、将来マイホームの購入を計画して数年は賃貸に住んだとしてもその数年間で一体いくら自己資産にならない金額を支払うのでしょうか?

 

例えば10万円の家賃に5年間住んでも家賃だけで600万かかります。

その金額は大家さんに払うだけで自分の資産にはなりません。

さらに将来収入源が年金のみになってしまった場合も変わらず家賃を払い続けなければならなく、負担になる可能性が高いです。

老後資金に不安がある方は早いうちから多めに資金を準備し、賃貸物件の場合は自己資産にならないという点は覚えておかなくてはなりませんね。

 

 

デメリット②:間取りや設備が自由に決められない

 

賃貸物件のデメリットは、間取りや設備の自由度が限られてしまう点です。

賃貸物件の設備は大家次第なため、借り主が自由に変更することはできません。

もちろん改築や壁に穴を開けるなど自由に決めることはできません。

そして画一的なものが多いので周りと同じ間取りや、内装になっているので自分のこだわりを入れたい人には不向きですね。

これから長い期間住むことを考えると自分たちのライフスタイルに合わせて動線を考え、間取りを決めたいという人は多いようです。

 

関連記事→実際のところ、結婚のタイミングで家購入ってどうなの?

賃貸物件

持ち家のメリット・デメリット

持ち家のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット①:資産になる。

何よりマイホームを持つ上での最大のメリットは、自分の資産になる点です。

賃貸の家賃と同じ金額の住宅ローンを返済していくだけで、マイホームという資産を手に入れることができるのです。

そして、持ち家であれば、将来お金が必要になったときに売ることができたり、融資の担保にすることが可能です。

 

メリット②:建て替え・リノベーションが自由にできる。

持ち家の場合は、賃貸よりも好条件でより自分の好みに合った物件に住めるという点がメリットとなります。

賃貸ではできない、リノベーションをして生活スタイルを考えた動線で間取りを変更したり、好みの内装にしたり自由に変えることができます。

また戸建であれば、長年住んでいることから、建て替えが必要になることも。その際も自分の好みで建て替えができますし、将来を考えてバリアフリーなどにすることもできるのです。

マンションの場合は専有部分のリノベーションになりますが、今の時代スケルトンリノベーションが人気なので、マンションでも間取りや配管を変えて自分のスタイルに合わせた注文住宅を手に入れることも可能です。賃貸に比べると自由度が圧倒的に高いので家族構成やライフステージの変化に合った暮らし方ができるのは持ち家の方でしょう。

 

メリット③:老後の住宅費の負担が軽くなる。

持ち家のメリットは、「いずれ住宅ローンが終わること」です。住宅ローンの完済後は毎月の固定の支払いがなくなり、固定資産税や家のメンテナンス費、管理費などの費用だけで家に住み続け得られるようになります。

例えば、30歳で住宅を購入して35年ローンを組んだ場合、65歳にはローンの返済が終わるため、定年後の負担が大幅に抑えられます

繰り上げ返済を利用して定年後の支払いの負担を軽くすることもできます。

また、団体信用生命保険(団信)という保険に加入しておくと、住宅ローンの契約者に万が一のことがあった場合、保険金が残高分のローンの返済に充てられるので何かあった場合でも本人や家族は安心して住み続けることができます。

 

続いてデメリットをご紹介します。

 

 

 

住み替えをする場合住宅ローンを組んでいるので、ローンの残高以上の金額で売却ができないと差額分を負担することに。

特に新築で購入した場合、当初は価値が高くても買って住み始めた瞬間に価値は2~3割落ち、中古となります。

数年住んで住み替えをする際には自分が思っているより価値は落ちてしまい、希望する金額で売れなかったり、買い手がつかなかったりすることもあります。

 

デメリット③:住宅ローンに縛られる

万が一ローンの返済期間中に収入が減った場合でも住宅ローンに縛られるため、たとえ収入が減っても返済を続けていかなければなりません。

住み替えが簡単な賃貸に比べ、ライフスタイルの変化に合わせて住宅費を調整できないところも、持ち家のデメリットです。

賃貸では家賃が高いと感じたら、安い家賃の家に住み替えができますが、毎月一定の金額を住宅ローンとして返済し続けるのが、持ち家のデメリットですね。

 

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賃貸もマイホームもメリットデメリットはそれぞれ。

なのでマイホームか賃貸どっちがお得なのかはライフスタイルにより変わります。

例えば、どれだけ長く賃貸物件に住み、家賃を支払っていても、自己資産になることはありません

 

その一方でマイホームの場合は、ローンを完済してしまえば、土地と物件が自己資産になります

将来は売買や賃貸に出せば不動産収入を得ることが可能です。

そして大事なのが、マイホームの購入の際は資産価値の変動を理解しておきましょう。

戸建もマンションも新築の場合価値は高いですが、購入して住んだ瞬間に中古となり2~3割の価値は落ちてしまいます。

また、建物自体の価値も約20年かけてどんどん下がる傾向にあります。

戸建の場合、建物の価値がなくなっても土地の価値は残るので、中古物件として売買や賃貸に出すことはできるでしょう。

マンションの場合も条件や立地によって資産価値が大きく変わります。

将来持ち家を資産として活用したい方は持ち家が向いているでしょう。

 

持ち家でも賃貸でも毎月同じ金額を住宅費として支払うのであれば、資産にならない家賃に払うのはもったいない気がしてきます…。

今は賃貸で数年後にマイホーム購入を計画をしているのであればできるだけ早くマイホームを購入した方が、その分ローンの支払いも早く終わりますし、資産にならない家賃にお金を払わなくても済むのではないでしょうか。

そして持ち家でも新築・中古と選ぶことができます。

同じ条件の物件でも半額で購入できてしまうのが中古物件

注文住宅にしたければリノベーションをしてこだわりのマイホームにすることも可能ですね。

買った瞬間価値が下がってしまう新築を買うより、築20年くらいの価値の変動が落ち着いた中古を買って好きな間取りにすれば、費用を抑えることができる上に自分のこだわりを詰め込んだお家に住めるのではないでしょうか。

 

持ち家か賃貸どっちがお得かは自身のライフスタイルや老後を意識したうえで判断するようにしましょう。

 

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室内窓を設置したおしゃれリビングダイニング

 

 

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